痛風

1)痛風とは?

痛風は尿酸が体の中にたまり、それが結晶になって激しい関節炎を伴う症状になる、20歳以降の男性に多い病気です。

最近では、医学研究が進み良い薬も開発されたため正しい治療を受ければ全く健康な生活が送れますが、放置すると激しい関節の痛みを繰り返したり、結節が出来たり、腎臓機能にも影響を及ぼし、尿路結石になる人も出てきます。

痛風が起きる前に血液の尿酸値が高い状態が長く続き、これを高尿酸血症と言います。この状態を放置すると、ある日突然、足の親ゆびの付け根などの関節が赤く腫れて痛みだします。痛みは激烈で、耐えがたいほどの痛みです。最初は、1週間から10日で治まって、しばらくすると全く症状がなくなりますが、多くの場合1年以内にまた同じような発作がおこり、繰り返しているうちに、足首や膝の関節まで腫れはじめ、発作の間隔が次第に短くなり、症状もより強く、範囲も広くなっていきます。

2)痛風の原因

痛風は贅沢病と言われていたこともあるほど、生活習慣、特に食生活に大きな原因があります。

肉食や海産物(特に卵類)、アルコール(特にビール)に含まれるプリン体が、痛風の原因である尿酸値を増やします。

肝臓でプリン体(核酸)が分解される際に生成される成分である尿酸が、体内に蓄積されることにより、尿酸値が7.0mg/dLを超え、高尿酸血症と診断されます。

また食事以外にも、ストレスや激しい運動、核酸成分を含むサプリメントなども尿酸値を上昇させる原因になります。

3)痛風の痛み(症状)

最初は、足の親ゆびの付け根などの関節が赤く腫れて激しく痛み出す症状により自覚します。

症状は発作的に現れ、通常1週間から10日で治るのですが、治療せずに放置すると、再発した際には、その症状の範囲や痛みの強度が増加していきます。

4)痛風の予防

尿酸値の高い人は心血管障害や脳血管障害の可能性が他の人より高いため、尿酸値以外の動脈硬化のリスク因子にも注意する必要があります。
以下のような生活習慣、食習慣を意識して効果的に予防していきましょう。

①1日2リットル以上の水を飲むように心掛ける。
②高カロリーや高タンパクの食事を控え、多品目を少量ずつ食べる。
③ビールは控えめにし、蒸留酒(焼酎・ウイスキー)などを飲む。
④軽い運動をするように心掛ける。
⑤精神的ストレスを溜め込まない。
⑥肥満の方は、解消に取り組む。
⑦尿酸値を下げる食品を意識して摂取する。
わかめ、ひじき、昆布、ほうれん草、ごぼう、人参、キャベツ、アスパラ、里芋、さつまいも、じゃがいも、かぶ、ナス、メロン、バナナ、グレープフルーツなど

5)痛風に効果的なザイロリック

ザイロリックは、体内にある尿酸合成を阻止して痛風や高尿酸血症を抑える治療薬です。

尿酸は血中では溶けにくく尿酸値が高い状態が続く傾向がありますが、ザイロリックを使えば尿酸値を低く抑え痛風発作を防ぎます。

薬の服用に合わせて食生活の改善や運動など、生活習慣全般の見直しも必要です。