性病(性感染症)

1)性病とは
性行為を始める年齢が下がるにつれて、性病に感染する若者も増えてきています。法律上、性病と性感染症とは別なものと考えられており、性病と呼ばれるものには、法律上淋病、梅毒、軟性下疳、鼠径リンパ肉芽腫の4種類あります。

またこれ以外にも特に若者中心に特に多いのが、クラミジアやコンジローマと呼ばれる性病です。
そのほか、性器ヘルペスやトリコモナス症、毛じらみ、恐ろしい病気としてはエイズなどが挙げられます。
これらに感染すると、排尿時の違和感や痛み、女性の場合はひどい腹痛が起きたり、匂いのあるおりものが増えて、放置しておくと不妊の原因になることもあります。

クラミジアはオーラルセックスでも感染します。
コンジローマは性器や肛門付近にイボが出来るものなので、ペニス付近にイボがある場合、フェラチオ行為のみでも感染する可能性があります。

そういう面を考慮すると、コンドームのみでは防ぎきれないことはわかってくると思います。また多くのSTDは、不妊の原因にもなり得るので、性行為により感染する病気は人生を左右する危険もはらんでいるのです。

少しでも気になる症状が現れたときには、他の人にうつしてしまう前に早めに病院で診察を受けることが何より重要です。

2)ヘルペスとは
ヘルペスとはヘルペスウイルスが皮膚や粘膜に感染する感染症であり、皮膚に水ぶくれができます。

私たちヒトに感染するウイルスは全部で8種類あります。

ヘルペスは実は身近なウイルスで、ヘルペスの病気の一つである水疱瘡に子供の頃かかったことがある方も大勢いると思います。

ウイルスは、感染しても症状が出ないケースが割合多いのですが、免疫力が落ちている時は水ぶくれの症状が現れることがあります。

この時に重要なのは、水ぶくれを絶対に潰さないことです。

また第三者への感染力は非常に高く、直接的な接触感染だけではなく、タオルやコップ、食器などを介して間接的に感染する恐れもありますので注意しましょう。

3)クラミジアとは
クラミジアは性病の中で最も感染者が多い病気です。

原因菌は女性の膣や子宮、男性の場合は尿道に生息します。

近年ではオーラルセックスの増加から、喉も感染場所に加わりました。

細菌の感染力は強力ですが、コンドームを使用しない性行為以外ではほとんど感染しません。

自覚症状として現れることが少なく、定期的に検査を受ける以外には発見が難しいために、実は数年以上感染していたという人も多くいます。

そして治療しないでいると、他の性病にかかりやすくなるばかりではなく、不妊症や流産と早産の原因になります。

予防法としては性行為の際には必ずコンドームを使用し、パートナーと共に定期検査を受けることです。

ほとんどの場合、有効な抗生物質を正しく服用すれば、一週間以内には完治が見込めます。

早期発見が何より肝心で、感染が疑われなくても定期的に病院で検査を受けましょう。

4)淋病とは
淋病とは性病の一つで、性行為によって感染します。

男性の場合、感染すると尿道炎を起こすため、排尿時に強い痛みを感じて発見に至ります。

女性の場合は、黄色い膿のようなおりものが増えてくることが多いために、多くの人が異常に気がつきます。

淋病が疑われたら、専門クリニックや病院に通院をして診察を受けるようにしましょう。

さもなければ、妊娠中の女性の場合、早産や流産の原因になってしまうこともあります。

淋菌は非常に弱い菌なので、性行為以外で感染することはほとんどありませんが、病気を予防するために性行為の時は必ず避妊具をつけるようにしましょう。

口腔内や咽頭にも感染することがあるので、感染が疑われたらすぐに病院に行くようにしましょう。

5)尖圭コンジローマとは
コンジローマに感染すると、男性ならペニスに、女性の場合は性器の周辺や肛門付近等に、小さなイボができます。

そのイボをそのまま放置しておくと、だんだん大きくなって増えていき、ニワトリのとさかやカリフラワーのような形になるものもあります。

これはヒト乳頭腺ウィルスが原因となって起こるイボで、感染力が大変強く、そのほとんどが性交渉によってうつるといわれています。

痛みや痒みは特になく、ウィルスの潜伏期間も3週間から8ヶ月と長いために、イボに気付かないまま他に人にうつしてしまうことも多い病気です。

コンジローマの治療としては、イボを焼く手術がよく行われますが、焼き切ってもまだ表に表れていないウイルスが残っていると再発する可能性があるので、術後しばらくは経過を見なければいけません。

このような厄介な性病にかからないためにも、パートナーと普段から性病を意識するように心がけ、少しでも異常があったらすぐに医師の診察を受けるようにしましょう。